自動車・バイク・整備工具について

最近(ここ3ヶ月ほど)、仕事で使う工具が気になりだしてチョコチョコ買い足していたのですが、腕より工具!?的な気がしてきました。
そこで私がここ数ヶ月で新しい工具を手に感じたこととかを書いてみようと思います。
あっ、私のホームページはアドレスV125のバイクがメインですが、仕事は4輪。つまり自動車屋です。
整備・板金・塗装をやっています。なのでバイクではあまり使用頻度が高くないものも出てくるかもしれませんがあしからずでお願い致します。
当ホームページに来られる方の中にはご自分で作業される方も多いかと思いますので、工具について触れてみても面白いかと思います。また工具を揃えてこれからご自分でやってみようとお考えの方などにも参考になればと思います。

高級ブランド工具・一般工具メーカー工具・ホビー工具、どれをチョイスするか?

正直、どれでも結構だと思います。(爆)

……(汗)。1行で終わる気はないのでご安心ください。
と言うのはどれを選ぶかは、その人次第であり絶対はありません。
どれだけ使うか?工具に何を求めるか?などで決めればいいと思います。

古い話ではありますが、私がメカニックとして初めて購入した安物1/4ラチェットセット(3,000円くらい)はわずか3ヶ月程度でギアが飛んでしまいました。これだと単純に1年で4回も買い替えなければなりません。そこで私は工具の王様「Snap−on(スナップオン)」の1/4ラチェットを購入しました。こちらはセットではなくラチェット単体で8,000円ほどしましたが1ヶ月ほどで壊れてしまいました。しかし、そこはスナップオン!永久保証です。すぐに新品の姿になり復活。その後何年も経ちますが、いまだにノントラブルでエースとして活躍してくれています。最初に壊れたのはよっぽど運が悪かったのかもしれませんが、その時はいきなり永久保証の恩恵を受けることができ壊れたのにも関わらずちょっと嬉しかったのを覚えています。なので私はギア系のハンドツールは絶対に安物を買いません。私の様な使用頻度であれば10年経った時に必ずもとが取れている計算になるからです。また高級工具は所有欲を満たしてくれるのもいい所です。
しかしながらサンデーメカニックにスナップオンを押し付けるのもどうかと思います。その人が工具好きでこだわりを持ちたいのなら、それはおおいに結構なことだと思いますが趣味の範囲で元が取れるかを考えるのなら恐らく高級工具の選択はないでしょう。とりあえず作業の目的が果たせたらOKなら安物で十分と言えます。
ただ、安物には高級工具にはないリスクが伴うのも理解しておいた方がいいです。

これも古い話なのですが、会社の先輩が安物工具(12−14のメガネ)で頭14mmのボルトを回した所、ボルトは回らずメガネが舐めてしまうという異常事態を目の当たりにした事があります。それも新品購入後、初使用がそれです。当時、大笑いして楽しませてもらいましたが、あれではお金をドブに捨てた様なものです。その時はメガネ側の破損でしたが、車両側(ボルト)の破損も十分考えられます。整備をしていると絶対に舐めさしてはならない。取り返しの付かないようなものもあるので、そういうケースも十分承知した上で購入すべきだと私は考えます。
補足ですが、そこそこ名の知れた一般工具メーカーのものでは恐らくそういった事はないと思います。上記のケースはノーブランド工具の例です。
もし、私が人に勧めるのなら一般工具メーカーのものを勧めます。後は使っている内に自分で判断できるようになるでしょうから思い思いのものを買い足すといいでしょう。
そんな私は安物から高級なものまで幅広く使用しています。すべてスナップオンなんてあり得ないです。お金が持ちません。使用頻度や用途によって買い分けしています。

私の中の勝手な図式です。(ざっと思いついたものですが)
高級ブランド工具 一般工具メーカー
Snap−on(スナップオン)・BluePoint(ブルーポイント)
nepros(ネプロス)
KNIPEX(クニペックス)
MAC TOOLS(マック)
FACOM(ファコム)
PB(スイスツール)
HAZET(ハゼット)
STAHLWILLE(スタビレー)
BAHCO(バーコ)
KTC(京都ツール)
TONE(トネ)
ko−ken(コーケン)
seednew(シードニュウ)
VESSEL(ベッセル)
LOBSTER TOOLS(ロブスター)
SIGNET(シグネット)
ASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ)
STRAIGHT(ストレート)

はじめに買うのはセットものか単品購入か?

私は上記にに述べた様な理由から一般工具メーカーのセットものをお勧めします。
何故か?品質的にも金銭的にも無難だからです。すべて単品購入は割高になります。それに最初から単品で揃えるにも恐らくどれを選べばいいのか判断がつかないはずです。
絶対に必要なセットものがいいです。できるだけ必要のなさそうなものが多く入っているセットは避けましょう。
例えばラチェット、エクステンション3点、ソケット類、レンチ類、握り物3点(ニッパー、ラジオペンチ、コンビネーションプライヤー)、ドライバー類は一般整備では必須でしょう。
これらが入っていて、一般工具メーカーの中からできるだけ安いものを選ぶと良いかと思います。
お勧めはKTC、seednew、SIGNETあたり。さらに安価に済ませるならアストロプロダクツ。

工具収集に終わりはありません。必ず買い足し、もしくは買い替えが必要になるかと思います。最初から完璧は求めないことです。最初のセット購入には3万円程度を目どに検討されると良いかと思います。私もそうでした。
ちなみに下記で紹介している私の出張工具だけでも10万くらいはかかっています。(汗)

持ち運び用の工具箱★両開きタイプorチェストタイプ、あなたはどっち!?


これが私の最近新調した持ち運び用の工具箱です。チェスト&ローラーキャビネット(設置タイプ)の工具箱も使用していますが、いちいち工具を取りに行くのが大変不敏なので、よく使う工具だけをこれに入れて持ち運ぶのが私の基本スタイルです。ある時は整備工場(こうば)である時は板金工場(こうば)である時は塗装ブース内での作業ととにかく移動が多いんです。選ぶ時のポイントは大きさ・重さ・収納力・使い勝手・工具箱自体の強度や耐久性。(私の場合、見た目の良さもかなり気にします)これらのトータルバランスがハイレベルで満たされている事。これはTONE(トネ)製の工具箱(BX322S)なのですが(ネプロスではない)、私的には上記の事柄をハイレベルで満たしている工具箱と言えます。大きさと重さは持ち運びを考えるとこれが限界。
拡大
両開きタイプで開けるとこんな感じです。上段のトレイには仕切り板が標準で付いているのがありがたい。(任意の位置に固定可能)一目ですべての工具が見渡せるのも両開きタイプならではの使い心地。
収納力は十分すぎるほどです。まだまだ下段部分に入れれますが、これで「すべての作業をやってしまおう」って訳ではなく、あくまで使用頻度の高いものだけなので、私はこのくらいしか入れていません。持ち運び前提なので当然、詰め込めば詰め込むだけ重たくなりますし、入るだけ入れてしまうと底の工具が上の工具に埋もれてしまい目的の工具が見つけづらくなることも。
整理整頓を一番に考えるなら2段くらいの小型チェストタイプがいいかと思います。やはり引き出しは整理がしやすいです。実は私も今回工具箱を新調する際、両開きかチェストか迷っての結果で、どちらも一長一短があり最終的には使用スタイルや使用者の好みの問題であり、どちらが絶対とは言えません。

両開きタイプ チェストタイプ
★基本的には移動型
★取っ手部が頑丈。
中身の工具すべてを一目で確認できる。
★スタイリッシュなタイプがほとんどない。
★移動の際、
取っ手を握るだけで持ち運べる(本当はサイドのロックをする方がいいが、頻繁に移動する際はこれが面倒)。チェストタイプでこれをすると中の工具が地面にバラけます(必ずロックする必要がある)。
★基本的には設置型
★整理がしやすい(用途別に整理できる)。
★種類が多い。
★トッププレート裏に
補強がない場合、工具箱と工具の重みにより歪む。
★引き出しに
ボールベアリングがあるものが良い。
★蓋を閉じた時に引き出しに安全ロックがかかるものが多い。これは
持ち運び時には不意に引き出しが開くようなことがなく良いが、引き出しの中の工具のみを取りたい時でも、蓋を開けてからでないと引き出しが出せないという不便さもある。
TONE(トネ) BX322シリーズ
KTC EKー1
チェストタイプの工具箱

<工具箱のライトチューン>

最後に私がチョイスした工具箱ですが、写真の黄色いものは別途で購入した滑り止めマットです。工具箱をできるだけ綺麗に使おうと言う気づかいと、開閉時や移動時にガチャガチャなりにくくなるメリットがあります。
あと、工具箱の底一面に3mm厚のゴムマットを両面テープで貼り付けてあります。
これはコンクリート上に工具箱をじか置きにするので、石や段差などによる工具箱のヘコミを回避するためです。それと作業をしていると工具箱を自分の所へ引きずりたい時も何の躊躇もなく引きずれます。
やっぱり買ったばかりのお気に入りの工具箱をガリガリ引きずるなんて私にはできませんよ。(溺愛)
あとはステッカーチューン。これで雰囲気がかなり変わります。頂き物のステッカーってしっくり来ない事が多い気がします。サイズが合わなかったり、色合いがミスマッチだったり、貼りたくないメーカーだったり…(汗)。
なんでもかんでもペタペタ貼るのは嫌いなので私は「買う」派です。インターネットでステッカー探しも結構たのしいですよ。

握り物 プライヤー編

これも最近、購入した握り物4点です。
左から…

クニペックス コブラ エクストラスリム
クニペックス ロングノーズプライヤー 200
クニペックス 強力型斜ニッパー 160
スナップオン コンビネーションプライヤー46ACP
手持ちのニッパーが切れなくなってきて、硬線の切断が厳しくなってきたので購入を検討していました。
会社の先輩がクニペックスのニッパーを2年ほど前から愛用していて、私もその切れ味はよく知っていたので同じものを購入した訳です。とにかく切れます。しかも2年も使っていて切れ味が衰えることなく簡単に切れるんです。
さすがは握り物の王者クニペックスですね。で、良く使う手持ちの握り物をすべてクニペックスに変えたくなり、思い切って上記の3つを揃えました。
ロングノーズプライヤー。いわゆるラジオペンチですね。これはもともと頭が長いタイプのものを愛用していたので迷わずロングタイプのものを選びました。当然スタンダードの長さのものも持ってはいるのですが、私の場合ほとんど使わないので使用頻度で勝るロングの200mmのものを選びました。
これには少しこだわりがありまして、良く見ると「切る」部分がありません
そして先端のギザギザの部分以外は薄っすら隙間が開いています。どういうことかと言うと「切る機能」があるものよりも、より先端に効率良く力が掛かるということです。
さらにギザ部は通常はパラレルライン(平行線)だけですが、これは網目状になっているために、「真っ直ぐ引く」時は勿論のこと、サイドスリップにも強いのです。
良くできた工具です。
次にウォーターポンププライヤーです。
クニペックス人気の火付け役と言われるコブラシリーズの先端が細長くなったエクストラスリムです。
この先端の形状により思いの他、目的部分にアクセスしやすく。掴み部分も長いため汎用的に幅広い用途で活躍してくれます。
幅の調整もギアが細かくてプッシュフリーのロックが付いているのもありがたいです。
これもかなり気に入って使わせて頂いてます。
今まで使っていたロブスターの出番が……。
最後に写真、一番右のコンピネーションプライヤーです。個人的には最も出番の多いプライヤーかと思います。
これもクニペックスにしたかったのですが、このタイプのプライヤーは販売されていません。ヨーロッパの方ではこういう形状はメジャーではないようです。私的にはNo.1の指名選手なんですが。ベンツをさわる時も大いに使わせて頂いているのですが、ドイツの方は使わないのでしょうか…。
そんな時に目にとまったのがスナップオンのプライヤーでした。スナップオンバンの中で一目惚れしてついつい購入してしまいました。上の写真の様に並べてみると意外にクニペックスに溶け込んでいるのがおもしろいです。使い心地ですが、さすがにそこはスナップオン。対象に良く噛み付いてくれます。滑らないです。スナップオンVSクニペックスの握り物対決。やってみたいです。誰か周りでスナップオンのニッパーとかラジペン買わないかなぁ〜。

たった4点でかなりのお金を使いましたが、物はやはり値段なりの良さに満ちていますね。自己満足的な部分もあるかと思いますが、これだと滑ってダメだけどこれならガッチリ噛んでいける!なんてこともありますよ。買い換えて良かったです。もう一般的な握り物には戻れない気がします。
新しく購入したのでご紹介♪(09.5.25)
これも上で紹介したエクストラスリムと同じく非常に守備範囲の広いすぐれものの工具です。
ウォーターポンププライヤーとモンキーレンチのハイブリットツールです。
個人的にはかなりのアイディアツールだと思います。

クニペックス プライヤーレンチ 180
最初は紙1枚挟んで紙側を持ってブラブラ吊るせるくらい精度がいいと言うバーコのモンキーレンチ(短いヤツ)を買おうかと思ってたのですが、いつの間にかクニペックスのプライヤーレンチを購入していました。
このプライヤーは先端形状はモンキーレンチなのですが、構造に大きな違いがあります。
まず、ウォームギアによる口幅の調整ではなく、プッシュボタンで口幅を調整する。この方が開閉がすばやくできて効率もいいです。
調整後、さらにグリップを握りこむとアゴが平行に移動してボルトやナットに面圧を掛けれるのでモンキーより構造上、舐めにくくなっている。(モンキーは挟むだけ)
そして、ナットを締める時もゆるめる時もモンキーでは回した後、ウォームギアを回して口幅を開いてナットから抜いて、差し込んでまた閉じて回すを繰り返すのに対して、クニペックスのプライヤーレンチは頭の抜き差しなしにグリップの握りを緩めるだけで次の山に持っていけるのが私が最も魅かれた点でもあり、実際に使ってみてこの工具の真骨頂のような気がします。
クニペックスのメーカーサイトでカタログを見ているとサイズも色々あるので、どれにするか迷いそうですが自分の使う用途を明確にすれば大丈夫でしょう。通常は250mmあたりがスタンダードなのでしょうが、私は対象物に掛けれるトルクよりも、取り回しの良さと早回しの利点を優先したかったので180mmを選択しました。結果は大正解。この大きさでも思っていた以上に大きなトルクを掛けられ、先端も細いため比較的小さな隙間にもアクセス可能でした。しかしながら開閉は早いのですが、口幅の調整はややコツがいる模様。これはたくさん使って慣れるしかないですね。今度はモンキーとスパナの出番が減りそうです。補足ですが、完全にモンキーの代わりにと考えるなら250mmの方が良いと感じます。私はこの工具にモンキーとスパナの代わりをさせたかったから180mm。そんなところです。
もう一つ、長さばかりが気になりそうですが長くなれば先端の口幅も広くなることも考慮して購入すべきだと思います。あまり幅が広いと小径ナットなどの作業がやりにくい、もしくはできない等の事態も考えられますからね。
10mmくらいのダブルナットがけの作業を片手に頭10mmのスパナともう片方に長さ250mmのモンキーレンチで行うのを想像すると意味がわかってもらえないでしょうか!?……う〜ん、いまいち上手く説明できない。
KNIPEX プライヤーレンチのサイズ別適合表 (私の勝手な判断のため参考程度に)
全長 口幅 備考
150mm 4.7mm 14mm以下での使用がメイン
180mm 5.0mm ボルト・ナット10mm〜17mmくらいで使用するのがメイン
250mm 8.0mm ボルト・ナット14mm〜22mmくらいで使用するのがメイン
300mm 9.5mm 20mm以上での使用がメイン

とりあえず、このくらいで…。また時間を見てラチェットとかの記事を追加していこうと思います。







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