アドレスV125のHID(High intensity discharge lamp)取付情報

アドレスV125純正ヘッドライトは40Wのハロゲンヘッドランプです。原付に比べれば明るいですが同クラスのライバル車と比較するとやはり暗いです。
スピードの出るバイクなので正直、もうちょっと明るくないと危ないような気がします。

そこでHID(High intensity discharge lamp)の出番です。
ただしアドレスV125にそのまま取り付けるだけだと、やや充電量が不足してしまうためバッテリー上がりを起こす可能性があります。(取り付けるHIDの消費電力にもよる)
ここでは応急的な対策のみを行って取り付けたいと思います。完璧な対策など詳しくは別ページ(全波整流化のページ)で紹介します。
ではHID取付前に応急的な対策から始めます。

◆◆下準備◆◆

<レギュレートレクチファイヤーの配線加工>

これはレギュレートレクチファイヤーをキャンセルして充電電圧のリミットを解除すると言うもの。
なんだか難しそうですが作業はいたって簡単。
レギュレートレクチファイヤーはフロントカウルを外すと向かって左側、キーシリンダの横に付いている小さな部品です。

これに刺さっている4PINカプラー内の黄/白の配線を引っこ抜くだけでOKです。
引き抜く際はマイナスの精密ドライバーなどでこじりながら引き抜くといいです。
V125純正レギュレートレクチファイヤー

しかしレギュレートレクチファイヤーをバイパスしただけではアドレスV125はストップランプを交流(AC)で点灯させているため、これを直流化(DC化)してやらないとエンジン回転数上昇と共に電圧が上がり過ぎて球切れを起こします。それではストップランプの直流化をご紹介。

<ストップランプの直流化(DC化)>

まず、シートを開けてメットインを取り外します。
すると車両ハーネスからDCシガープラグソケットへ繋がっている「橙/黒」の配線がありますので、ここに新規に配線を割り込ませます(配線を数十cm用意してください)。エレクトロタップを使えば楽勝です。
なおシガープラグソケットのないバイクは「キーON」で+が流れる配線から電気を取ればいいです。ちょっと遠いですが、フロントカウル内のキーシリンダ部「橙/黒」からでもOK。
フロントカウル内
キーシリンダ部
写真中央 「橙/黒」
キーONで+が流れます。
ここから電気を取る場合はかなり長めの(車両の一番前から一番後までくらいの)新規配線が必要。
次にテールランプ側へ接続されている配線、「黄/白」を探してください。見つけたらそいつを切っちゃいます(カプラーがあるのでそこから引っこ抜いてもOK)。それで車両ハーネス側はビニールテープなどで絶縁処理をし、テールランプ側の「黄/白」に先ほどの新規配線のもう一端を接続します。
これでテールランプが交流から直流へと変わります。

ちなみに「黄/白」と言いましたが、テールランプユニット裏すぐで配線加工するのなら「黄/白」ではなく「茶色」の配線になっています。色が途中から変わっているだけでやることは同じなのでお好きな方でどうぞ。
心配ならサービスマニュアルを購入して配線図を見て頂ければ一目瞭然です。

HIDの選別と取付

HIDといえど各メーカーから様々な使用のものが出ています。
なにをどう選べばいいのか?まずは選別の基準となる要素を自分なりに書き出してみました。

・消費電力(大体20W〜35W程度がお勧め。車みたいに55Wぐらいになると今回の下準備では充電量が追いつかなく役不足と思われる)
メーカー保証があるのかないのか。(1年保証以上を推奨)
・アドレスV125はPH7またはPH12を選ぶ。これはバーナーの取付金具の形状を示すもの。
バーナー、イグナイター、バラスト、リレー、ヒューズ付きのフルキットタイプの購入がお勧め。
バラスト完全防水タイプ
6000K前後がお勧め
 →これの数値が高ければ高いほど視認性(明るい)がよいのではなく色を表す数値と考えるといいです。

あくまでも雰囲気ですがビジュアル化するとこんな感じ
色見本サンプル

一番見やすいのは黄色。でもカラーバルブではなく、せっかく本物のHIDにするのですから黄色じゃHID感がいまいち出ないので、視認性とファッション性の両立という観点から個人的には6000K前後がお勧め。
ちなみに数値がさらに上がってくると紫掛かってくるので闇色と同化するような形になり視認性が著しく悪化します。これをチョイスしてしまうとHIDといえど通常のハロゲンバルブの方が明るく感じるかと思います。

最終的に選んだのがこのHIDキット。
ADVANCED HID (アドバンストHID)
上記の項目をすべて満たしています。
↓こちらで購入できます。非常に良い対応をして頂けるのでお勧めです。
AGENT HID SERVICE (エージェントHIDサービス)
またYahoo!オークションでも販売されています。
商品カタログ、アドレスV125用へのリンク
写真が取付説明書になる様に加工させて頂きました。(写真を使わせて頂きありがとうございます)
ADVANCED HID 6000K

消費電力 35W
6000K
完全防水
1年保証
リレー、ヒューズ付属
バーナーの金口加工なしで取付可能(V125)
この商品、私的にはかなりお勧めです。

ーー取付のワンポイントーー
・イグナイターはヘッドライトケース内に収まる。
・バラストとリレーはフロントカウル内に収まる。
・ヒューズ及びヒューズホルダーはバッテリーケース内に収まる。
・写真内、青丸はリレー作動用の配線。ディマスイッチ側とボディーアース用に延長配線と端子が必要。

取付後の写真です。あまりにも激しい光のためデジカメが壊れるんじゃないかと思いました(笑)。

◆◆夜間走行してみて◆◆

新車購入からもう少しで約2年。
何故、もっと早く付けなかったのかを後悔しました(汗)。
ノーマルのライトとは明るさの次元そのものが違います。
ちょっと下に下げ気味にしないと周りにかなり迷惑だと思います。
これなら夜間、後方から前の車に追いついてもまず原付とは思われないでしょう。4輪の幅寄せも減りそうな予感!?
取り付けてからしばらくは夜になるのが待ち遠しかったです。
大満足です。35Wが効いているのかものすごく明るいです。
点灯させた瞬間のあのHID独特のつき方がたまらなくかっこいいです。
「おぉ〜」 感動…(笑)。
しかしながらこのページの冒頭に書いたとおり応急処置で対策を行っているため、この状態ではまだ完璧ではありません。
不具合があるにはあるんです。
アイドリングでHIDオフの状態で電圧測ると14.8Vありました。
それが同じ状態でHIDを点灯させると12.4Vとなり、さらにどんどん下がり続けます。

信号待ちを想定してブレーキレバーを握るとストップ球の21Wが加わりますので完全に充電するどころか消費していく形になります。さらにウインカーを点灯させると…しばらくすると点滅しなくなりました(点灯状態で固まる)。電圧不足でウインカーリレーが作動できなくなったのです。アクセルを開けると充電電圧が上がるので再び点滅を繰り返します。
つまり、アイドリング時はバッテリー電圧を消費し続け(充電が追いつかない)、走行時にレギュレートレクチファイヤーをキャンセルしたことによる通常よりも高い充電電圧で急速充電するサイクルになります。なので使用条件によりバッテリーが上がらなかったり上がったりってのが考えられます。実際に上がるかどうかは別として、ちょい乗りばかりだと辛いような気もします。

ちなみに私はこの状態で一週間ほど毎日片道15キロ程度で使用していましたがバッテリーは上がりませんでした。ただ信号待ちで軽くアクセルを開ける、できるだけブレーキレバーを握らない、信号がしばらく青にならないとわかっている場合ウインカーを出さないなどの気遣いは多少なりしました。
HIDオフがバッテリー上がり対策上、一番安心なのですが基本的に前照灯オフは道交法に違反するので避けてください。
というより例えオフにしていなくてもオフにできる車両は違反ですのでご注意ください。
私はオフ側で発光ダイオードか何かを点灯させるべく現在思案中です。

最後にこんな疑問を持たれている方いないでしょうか?
ノーマル消費電力40WからHIDに変えて消費電力35Wに下がっているのに何がダメなの??

この先はより完璧な対策、全波整流化のページにて解説します。










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